国際交流大分大学海外事務所 活動報告vol.141

在タイ日本国大使館 谷村一等書記官を訪問

 10月17日、在タイ日本国大使館の谷村一等書記官をバンコクオフィス担当の内田智久講師が訪問しました。谷村書記官は、8月から前任の打田書記官の後任として、文部科学省から在タイ日本国大使館に出向して勤務されています。今回の訪問では、大分大学バンコクオフィスの主な活動である医療人材育成、学生交流、産業界との連携・研究についての説明を行いました。
 医療人材育成については、大分大学北野正剛学長が中心となって組織した、アジア医療教育研修支援機構(AMETS)、Mekong Endo-surgery Development Association(MESDA)等の活動を通して、アジアの医療人材育成に貢献していることを説明しました。また学生交流については、タイの主要な大学から学生を大分大学に受け入れており、医学部へのタイからの短期留学生が今年度約17名となる予定であり、人数が着実に増加していることを報告しました。その背景には、受入れ研究室による丁寧なサポートの評判が学生の間に広がっていることや、バンコクオフィスが効果的なプロモーション活動を行えていることに加え、日タイ双方の留学経験者が後輩をよくサポートしてくれること等があることを説明しました。さらに、タイにおける大分大学との交流協定校が、チェンマイ大学、コンケン大学、ラチャウィティ病院、マヒドン大学、タマサート大学、マハーサラカーム大学に加え、2023年度以降、新たにプリンスオブソンクラー大学、チュラロンコン大学(学部間協定から大学間協定へ発展)、ウボンラチャタニ大学が加わったことで、交流の基盤が整備、拡大されていることもお伝えしました。加えて、さくらサイエンスプログラムによるタイの高校生受け入れを継続して実施していること等についても報告しました。
 谷村一等書記官からは、タイにおける活動を継続し、日タイの交流に貢献してほしい旨の要請があり、大使館とも連携を取りながら日タイ双方の発展と友好のために活動することで意見が一致しました。

 大分大学バンコクオフィスでは、タイならびに周辺諸国での活動(研究、学生交流、その他)を支援しています。お気軽に tomohisa@oita-u.ac.jp までお問い合わせ下さい。
谷村一等書記官と
谷村一等書記官と